2017年5月にジョンソン彗星が見える位置を紹介します。星図は毎週土曜日とし、時間は21時に固定しました。
5月のジョンソン彗星は、東北東から東南東の方向に見えます。高度をドンドン上げてきて、月初は50度だったのが、下旬には70度を超えてきます。5月中旬に衝を迎えますので、ほぼ一晩中観測することができます。
星座でいえばうしかい座になります。次の星図では右下、つまり南西方向へ移動します。5月19日にδ星、28日にε星の近くを通過します。
5月のジョンソン彗星の探し方は、うしかい座の星からたどるのが基本です。5月前半はうしかい座が作る大きな「のし」の先の方にありますから、β星やδ星から探します。隣にあるかんむり座からたどるのも良いでしょう。5月後半はδ星やε星の近くを通過しますから、この頃をねらうと探すのは簡単です。
5月18日から20日にかけて、ジョンソン彗星はうしかい座δ星（3.5等）に近づきます。また 27日から29日にかけて、ε星（2.4等）に近づきます。いずれもジョンソン彗星を見つけるのにオススメです。
明るさは5月初旬が7等台半ば、中旬が7等くらい、下旬が6等台後半です。特に5下旬から6月上旬はジョンソン彗星が最も明るい時期で、観測好機です。双眼鏡でも短い尾が伸びているのが確認できるかもしれません。
5月1日の月齢が5.0ですから、5月の前半は月明かりの影響を受けます。11日が満月というこもあって、5月6日から13日までは大きな月が観測の妨げとなります。14日以降は月明かりがなくなって観測の好機です。28日から再び西空に月が現れますが、月内は月齢が小さくて影響は小さいでしょう。
5月6日21時 |
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5月13日21時 |
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5月20日21時 |
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5月27日21時 |
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