つるちゃんのプラネタリウム for Windwos Ver 3.6.0 変更点
2013年2月に「つるプラ」がバージョンアップしました。それほど目新しい機能はありませんが、それでもチョコチョコと機能追加や修正をしています。また、旧バージョンでアイソン彗星を表示すると異常終了するケースがありましたが、この不具合に対応しました。
※Windows7/8 への正式対応は行っておりません。しかしながら、フリー版が動作する環境であればシェア版も動作すると思われます。
シェア版の購入を希望される方は、フリー版をお試しの上でご購入ください。
旧バージョン3.5.2と新バージョン3.6.0の違いは次のとおりです。
[ 凡 例 ]
区分欄 新規: 新規の機能追加
追加: 従来機能への機能追加
修正: 従来機能の修正
訂正: 不具合対応
削除: 機能の削除
シェア版、フリー版欄 ○: 対応
△: 機能限定による一部対応
×: 対応なし
−: 対象外
番号 区分 シェア版 フリー版 変更項目 内容 詳細 1 新規 ○ △ 惑星の間隔を計算する機能を追加 惑星が他の惑星に接近したり、恒星(3.5等以上)へ接近する際に、時間を設定すると間隔を計算して表示できる画面を追加しました。
※フリー版の場合は日時のアップダウンボタンを使用することはできません。また、接近相手の種類で[恒星]を選択することはできません。惑星の間隔計算機能 2 追加 ○ ○ 日の出・日の入り時刻の惑星位置表示機能を強化 日の出・日の入り時刻における惑星位置を表示する際、次の機能を追加しました。
・方向を[北][北東][東][南東][南][南西][西][北西]の8方位から選択可能となります。
※従来は自動的に[東]または[西]に固定。
・日の出・日の入り時刻の前後[15分]と[45分]が選択できるようになります。
・表示間隔で設定した値を次回呼び出し時に自動で設定します。
※プログラムを終了すると元の規定値となります。惑星経路の表示機能強化 3 追加 ○ × 太陽との赤経・赤緯差の対象惑星を追加 従来「内惑星と太陽」と呼んでいた機能を「太陽との赤経・赤緯差」に名称変更しました。対象惑星は水星と金星のみでしたが、全惑星+冥王星+4大小惑星+月+彗星に拡張しました。
※フリー版は以前と同様、金星のみを表示することができます。太陽との赤経・赤緯差 4 追加 ○ △ 星雲名を追加 星雲の固有名称を若干追加しました。また一部星雲の名称を変更しました。
※フリー版は名称変更のみで追加はありません。5 追加 ○ − 出没時刻表への観測地引継ぎ シェア版のプラグイン機能で、「つるちゃんの天体出没時刻表」を表示する際、プラネタリウムで設定した観測地が引き継がれるようにしました。 6 修正 ○ × 惑星の光度曲線 惑星の光度曲線を表示する際、[1ヶ月]を選択すると短い時間間隔で計算します。これにより、アイソン彗星の近日点通過時の光度が、以前よりも正確に表示されるようになります。
※[1ヶ月]を選択した場合のみの機能です。
※フリー版は従来通り、3ヶ月間、水星と金星のみが表示できます。惑星の光度曲線 7 修正 ○ ○ 流星群の名称見直し 国際天文学連合(IAU)で名称確定された流星群の名称にできるだけ合わせるよう修正しました。(一部の流星群を除く)
また、活動期間などのデータを最新の値に修正しました。8 修正 ○ ○ 流星群の極大時刻計算の精度向上 旧バージョンでは流星群の極大時刻が数時間ズレていましたが、ズレが1時間以内となるよう計算精度を向上させました。 9 修正 ○ △ 3D太陽系の格子と座標軸 3D太陽系で表示される格子を細かく表示するようにしました。またシェア版で視点位置を他の惑星等に変更した際、太陽の近くに視点がある場合に座標軸がいびつに表示されることがないように修正しました。 10 修正 ○ ○ 彗星軌道の描画修正 離心率の大きな彗星の場合に従来よりも遠い位置まで描画するように修正しました。 11 訂正 ○ ○ アイソン彗星での異常終了対応 アイソン彗星を表示した際、条件によってはプログラムが異常終了するのを解消しました。 12 訂正 ○ ○ おうし座流星群の表示誤り対応 流星群表示、またはシェア版でプラグイン機能「つるちゃんの天文カレンダー」を用いた場合、おうし座流星群の北群と南群が逆に表示されるのを修正しました。 13 訂正 ○ ○ 観測地の緯度と経度修正 一部観測地のデータで緯度と経度が誤っているのを修正しました。 14 訂正 ○ − 天文カレンダーの食現象表示誤り修正 シェア版でプラグイン機能「つるちゃんの天文カレンダー」を用いた場合、特定の条件下で星食でないのに星食と表示されることがあるのを解消しました。 15 訂正 ○ − 天文カレンダーの振替休日の誤り対応 シェア版でプラグイン機能「つるちゃんの天文カレンダー」を用いた場合、特定の条件下で振替休日が二度表示されることがあるのを修正しました。 16 訂正 ○ − 1984年から1985年にかけての旧暦カレンダー シェア版でプラグイン機能「つるちゃんの天文カレンダー」を用いた場合、1984年から1985年にかけて、天保歴の置閏法を適用すると12月がなくなり矛盾が生じるため、閏10月の翌月を11月とし、以降の月を12月、正月としました。 17 訂正 ○ − 出没時刻表を表示した後のウィンドウの大きさ シェア版でプラグイン機能「つるちゃんの天体出没時刻表」を用いた場合、プラネタリウムのウィンドウの大きさが変更されることがあるのを修正しました。