場所による月の欠け方の違い 2018年1月31日の皆既月食

 月食の場合、食の進行(欠ける割合)は場所によらずどこで見ても同じですが、欠ける方向は少しだけ違います。2018年1月31日の皆既月食の場合、札幌、仙台、東京、金沢、大阪、広島、福岡、那覇の欠け方を見てみましょう。

 まず、月食開始から5分後の様子です。下のシミュレーション画像をご覧ください。各地とも左下が欠けていますが、よく見ると南の地域ほど欠ける方向が下向きになっています。

月食開始から5分後、月が欠ける方向を比較

 
 次に月食終了の5分前です。各地とも右上が欠けていますが、那覇など南の地点ほど上側が欠けていますね。

月食終了から5分前

 
 あなたの住む場所ではどの方向が欠けるでしょうか?