M31 アンドロメダ座の銀河(アンドロメダ銀河、星雲)
メシエ 番号 |
NGC番号 | 愛称 | 星座 | 種類 | 赤経 | 赤緯 | 等級 | 視直径 | 大きさ (光年) |
距離 (光年) |
M31 | NGC224 | アンドロメダ銀河 アンドロメダ星雲 |
アンドロメダ座 | 銀河(小宇宙) | 00h42m.7 | +41゜16’ | 3.5 | 191’×62’ | 13万×4.1万 | 254万 |
位置・特徴
アンドロメダ座の2等星が3つ並んでいるうちの真ん中の星、β星から北西方向へμ星、ν星とたどり、その東側にあります。肉眼でもぼんやりと小さな雲の切れ端のように見えます。といっても都会の夜空ではまずムリでしょうが。
大小マゼラン雲を除けば、M31は私たちの銀河系から最も近い銀河ですが、それでも250万光年も離れたところにあります。でも宇宙の尺度からすると「ほんのお隣さん」なんですよ。
双眼鏡での見え方
双眼鏡でもその巨大な楕円をした迫力ある姿を捉えることができます。空が暗いところで見ると、7倍の低倍率の双眼鏡で見ても、視野いっぱいに拡がっているように見えます。ただし、渦巻きなどは全然みえません。
天体望遠鏡での見え方
天体望遠鏡では集光力が大きい分、双眼鏡の場合よりさらに巨大に見えます。しかし写真で見られるような渦巻きはほとんどわかりません。これは写真の場合は光をフィルムに蓄積できるのに対して、人間の目ではその瞬間の光しか感じることができないからです。
星雲の大きさが大きいので、なるべく低倍率で見た方が面白みがあります。近くにあるお供の銀河であるM32、M110も同じ視野に見えることを確認しておきましょう。
近づくアンドロメダ大銀河
アンドロメダ大銀河と銀河系(天の川銀河)は、時速40万キロもの速さで近づいています。このままいくと40億年後には銀河系と衝突し、その後20億年かけて、2つの銀河が合体して大きな一つの銀河になると考えられています。