M45(すばる、プレアデス星団)M45  おうし座の散開星団(すばる、プレアデス星団)

メシエ
番号
NGC番号 愛称 星座 種類 赤経 赤緯 等級 視直径 大きさ
(光年)
距離
(光年)
星数
M45 なし すばる、プレアデス星団 おうし座 散開星団 03h46m.9 +24゜07’ 1.6 100’ 27 410 130


M45(すばる、プレアデス星団)の位置
おうし座に5〜6個の星が集まって見えている
M45の拡大
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位置・特徴など

 おうし座の一角に星がごちゃごちゃと集まり、ボーッと見えている部分があります。これが有名なプレアデス星団です。日本名では「すばる」といいます。空が暗い場所では普通の視力の人なら6、7個の星が見えるはずです。目のいい人は10個以上も見えるようですが、うらやましい限りです。
 プレアデス星団はギリシャ神話の中では巨人アトラスとニンフのプレイオーネとの間に生まれ、オリオンに追われて星となったプレアデスの7人の姉妹とされています。ヒアデス星団に登場するヒアデスの7姉妹とは異母姉妹の関係です。
 プレアデス星団が明るいのはその距離が410光年と比較的近いからだけではありません。これらの星は生まれてから5千万年くらいしか経っていない高温の巨星だからです。仮に太陽をこの距離にまで遠ざけたとすると10等星くらいにしかなりませんから、プレアデスの星達がいかに明るい星であるかということがわかります。ちなみにあと数千万年もすれば、プレアデス星団の星は燃え尽きてしまって見えなくなってしまうのだそうです。

双眼鏡での見え方

 非常に大きな面積をもつ明るい星団だけに、天体望遠鏡よりも双眼鏡の方が良いかもしれません。双眼鏡で見ると、肉眼でははっきりと見えなかった星団の全容が見えるようになり、星が散りばめられた美しい姿を満喫できます。

天体望遠鏡での見え方

 大きな星団なのでできるだけ低い倍率で見るようにしまょう。よく見ると星団全体にモヤがかかったように見えますが、これは星団自体がガスに取り囲まれているためです。このことからもプレアデス星団は生まれてまもない星団であることがわかります。星雲はメローペ付近で最も濃くなっており、星雲にはIC.349という番号が付けられています。

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