Ｍ５７　　こと座の惑星状星雲（環状星雲）

位置・特徴

　星雲がリング状にひろがっているので環状星雲とかドーナツ星雲などと呼ばれて親しまれています。つるちゃんが初めてみた星雲・星団は環状星雲でした。こと座の平行四辺形の南側の辺、β星とγ星の真ん中付近ややβ星寄りのところにあります。

双眼鏡での見え方

　暗い上に小さいので、双眼鏡では存在が確認できれば上々といったところではないでしょうか。

天体望遠鏡での見え方

　低倍率ではピントがぼけた恒星のように見えます。メシエが初めて環状星雲を見たときも「光のしみのようだ」と言っています。
　６ｃｍに５０倍くらいでリング状の姿を捉えることができます。もう少し口径が大きくなるとリングが楕円形であることや、リングに濃淡があることがわかるようになります。一般に惑星状星雲は倍率を上げても像があまり薄れませんので、小口径の望遠鏡でも思い切って６０倍から１２０倍くいにまで倍率を上げて見てみましょう。