NGC7293 みずがめ座の惑星状星雲(らせん星雲)
メシエ 番号 |
NGC番号 | 愛称 | 星座 | 種類 | 赤経 | 赤緯 | 等級 | 視直径 | 大きさ (光年) |
距離 (光年) |
なし | NGC7293 | らせん星雲 | みずがめ座 | 惑星状星雲 | 22h29m.5 | −20゜48’ | 6.5 | 16.5’×12.0’ | ? | 590 |
位置・特徴
付近には明るい星がなく探しにくいかもしれません。上の図を参考に根気よく探してみてください。探し方ですが、みずがめ座の水が、みなみのうお座のフーマルハウトに向かって流れ落ちている付近のδ星からたどります。δ星、66番星、υ星とたどり、その1.2度西にあります。さらに西の47番星の位置も参考にします。
とにかくこの星雲はその大きさが大きいのが特徴です。なにしろ視直径が満月の半分もあるのですから、惑星状星雲としてはずば抜けて大きなものです。
双眼鏡での見え方
明るさだけを見ると6.5等ですから、双眼鏡なら楽に見えるのかと思ったら、これが全然見えません。星雲が大きく広がり過ぎているので、光が拡散して淡くなってしまっているためです。ですから双眼鏡の集光力では、見るのは無理と思ったほうがよいでしょう。
天体望遠鏡での見え方
望遠鏡でも空の状態が悪いと全然見えません。この星雲を見るためには暗くて透明度が良く、月明かりのない空が絶対条件となります。しかし条件さえ整えば6cmくらいの小望遠鏡でも見ることができます。といってもこれくらいの口径では、非常に大きな光芒が見えるだけで、構造らしきものは全くわかりません。ひとことで言うと「とにかくデカイ、けれども淡い」でしょう。もう少し大きな口径で10cmくらいになると、濃淡のあることや少し楕円型をしていることがわかるようになってきます。
惑星状星雲を見る時には倍率を高めにするのが鉄則ですが、この星雲だけは倍率を上げずに低いめにしましょう。とにかくデカすぎます。