つるちゃんの野望


2004年9月25日

 今年の4月に「つるプラ」をバージョンアップして以降も、改良に取り組んでる。今回特に力を入れているのが空のリアル表示だ。美しく空のようすを表示したい。

 まず最初に取り組んだのが地平線付近の空のぼかし。真っ暗な夜空が地平線へ近づくにつれて、少しずつ色合いが白っぽくなっていくように計算式を組み立て、それに基づいて色を描画していく。

 今度は夕焼け。太陽高度に応じて、空の赤さ加減を調整しながら、太陽の近くから順番に描いていく。ぼかしの部分は結果の画像だけを見れば美しいけど、内部でやっていることは計算に次ぐ計算。空の微妙な変化を描こうとすればするほど、計算速度は目に見えて遅くなる。なんとか実用に耐えうるように、パラメータを何度も変化させながら、計算量と色合いの美しさとの折り合いをつける。

 ここまですればバージョンアップをしてもおかしくない内容。しかし今回はどういうわけか、まだバージョンアップをしない。それは、つるちゃんはある野望を抱いているから。実は、つるちゃんシリーズのプログラム5本を全部同時にバージョンアップしようとたくらんでいるのだ。

 え〜っ! 5本を全部同時?

 「つるプラ」以外にも、「3D太陽系」「3D銀河宇宙」「3D星間飛行」「天文カレンダー」と4本もプログラムがある。ひとつのプログラムをバージョンアップするだけでも大変なのに、5つも同時にするなんて、はっきりいってムチャクチャ。つるちゃんの新たな挑戦がまた始まる。




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