マックホルツ彗星とすばる


2005年1月8日

 年が明けて早々、2日前の1月6日に、マックホルツ彗星が地球へ最接近した。この彗星はつるちゃんの予想に反し、当初の予報どおりに明るくなった。つるちゃん自身も半月以上前に、最高の星空の下で見てみたんだけど、肉眼でもハッキリと見えていた。その後、光害の激しい自宅付近からでも、双眼鏡で十分に確認できる。真っ暗ホルツ彗星なんて言ってた人は、きっとバチがあたるゾ。

 今日は会社が休みということもあって、昨年見ることのできなかった2m望遠鏡「なゆた」に挑戦。いつものように名前は明かさず、こっそりとお忍びで西はりま天文台へ。

 凍てつく寒さの中、肉眼ですばるの方角を見ると、近くにボーッとしたマックホルツ彗星が見えている。すばるの星がひとつ増えたみたい。感激〜。そしていよいよ「なゆた」で彗星観測。しかし倍率は300倍もある。はっきり言って、彗星全体を見るには超高倍率。しかしそれでも、有効最低倍率くらいの倍率だという。うーむ。さすがは2m望遠鏡だ。

 「なゆた」で強拡大されたマックホルツ彗星は、視野全体が白っぽいもやで覆われたみたいにボーッとしてる。その中にブチッと明るく輝く核がハッキリと見える。彗星の中心部を見てるんだ! すごい集光力で、さすがは「なゆた」といったところ。映像を網膜に焼き付けて、望遠鏡を離れた。

 余談だけど、その後、ひどい悪寒がすることに気づいた。真っ暗ホルツ彗星のバチが当たったのか、すっかりとカゼをひいてしまったようだ。グシュン。

 年明け以降、ホームページの方もアクセス数は千件を超えるようになってきた。マックホルツ彗星が明るい上に、見やすい状態が今後もしばらく続くから、みんなもホームページを見にきてくれているんだろう。彗星をたくさん見てくれるといいな。




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