七夕 & 火星が西矩 2005年7月7日

7月7日は七夕祭り

 7月7日といえば七夕祭りですね。といっても、この頃はちょうど梅雨の最中なので、織姫星と彦星を楽しむことができる確率は低いと言わざるを得ません。空が晴れてくれることを願いつつ、東の空を注目してみましょう。織姫星(ベガ)も彦星(アルタイル)も、夏の大三角を形作る1等星ですから、空が晴れてくれさえすれば、簡単に見つけることができるはずです。月ごとの星空の中にある七夕祭りに見る星座のページも参考にしてください。
 

2005年7月7日21時 東京での東天のようす
2005年7月7日21時 東京での東天のようす

火星が西矩

 最近は話題の少ない状態が続いていた火星ですが、7月7日には西矩となります。西矩とは惑星が太陽の西側へ90度離れた位置へやってくることです。つまり、火星はちょうど真夜中頃に東の空から昇ってくることになります。

 下の絵は七夕祭りの上の絵から4時間が経過した東天の様子です。東の空低くには−0.2等の火星が見えます。今、火星は、10月30日に起こる中接近に向けて、次第に地球との距離を狭めてきているところです。それとともに次第に明るく見えるようになり、また、少しずつ早い時間帯からでも見ることができるようになります。

 これから次第に火星を天体観測するための条件が良くなってきますから、天体望遠鏡で観測してみたいところですね。

2005年7月7日1時 東京での東天のようす


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