七夕 2011年7月7日

 2011年も7月7日に七夕を迎えます。20時頃だと空がまだ暗くなりきっていませんから、21時頃に東の空を見上げましょう。空の中ほどに七夕の星たちが見えます。織姫星や彦星は実在する星で、織姫星はこと座のベガ。そして彦星はわし座のアルタイルのことです。両方とも明るい1等星ですからよく目立っていて、都会の夜空でも見つけられます。特にベガは1等星よりも明るい0等星ですから、まわりの星よりも一段と明るく輝いています。東の空の高い位置で最も明るく輝くのが織姫星。その右下方向に見える1等星が彦星と覚えておきましょう。

 2011年の場合は月齢が6ということで、半月から1日前の月明かりがあります。月の光が夜空を照らしますから、相当に空の条件が良い場所からでないと、天の川を楽しむのは難しいでしょう。しかし、ほとんどの地域で23時台前半までに月が沈みますから、その後は暗夜で楽しめそうです

 七夕に関する詳しいお話は、七夕祭りに見る星座 彦星(牽牛星)と織姫星もご覧ください。

 なお、この日は西の空で土星の近くへ月がやってきます。月を目印にして上方へ視線を移すと0等級の明るい土星が見つかりますから、見たことがない方は、七夕の星を見られたついでに、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。


 七夕 過去の記事