宵の西空はまだ夏の星座 2001年11月

11月 宵の西空


 11月といえば冬ももう間近。しかし西空には夏の星座がまだがんばっています。
 

夏の大三角

 6月から7月頃に見た夏の大三角とは上下左右が逆に見えており、わし座アルタイル(彦星)が左側にあり、こと座ベガ(織姫星)が右側に見えています。両者は天の川をはさんで仲良く同じくらいの高度で見えています。といっても天の川は高度が低くなってきたので空が暗い場所でも見づらいかもしれません。両者の上側にははくちょう座のデネブが見えています。 

はくちょう座

 はくちょう座の高度が下がるにつれて十字架の形が立ってきました。白鳥のくちばしが下を向いており、まさに沈んでいくんだなあという印象です。

やぎ座

 やぎ座は秋の星座のトップバッターだけに、早くも南西の空に低くなってきました。南空ではきれいな逆作角形に見えていましたが、すっかり傾いてしまっています。やぎ座の中央付近には遠ざかりつつある火星が見えています。