大きな月を見よう 2002年2月28日

 月は地球の周りをまわる衛星ですが、その軌道は円形ではなく楕円です。このため、地球と月の距離は一定ではなく、常に変動しています。2月28日には満月近くで地球との距離が最も近くなります。

 下の絵は2月の月の形と大きさを2日間隔で表示したものです。これを見てもわかりますように、2月28日と14日の大きさを比べると、明らかに大きさが違っていますね。地球の中心位置から見た場合、それぞれ33’26”と29’25”ですから約11%も違っています。結構な違いでしょ。そんなことを意識して大きな満月を天体観測してみるとおもしろいかもしれませんね。


2月28日の月の情報(明石) 参考に明石における2月28日の月の情報を掲げておきました。


※「天文ソフトつるちゃんのプラネタリウム」では、地球の中心からではなく観測地点(このページの場合は明石)からの距離を計算していますので注意してください。

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