宵の明星がお目見え 2002年4月頃

金星といえば明けの明星、宵の明星として古くから親しまれてきた惑星です。昨年の暮れには明けの明星として輝いていた金星ですが、今年に入ってからは夕方の空で次第に高度を上げてきています。4月になると日没時の金星の高度は20度を超えるようになり、人目につきやすくなってきます。宵の明星のご登場というわけです。金星は非常に明るいので、UFOと間違える人もいますが、皆さんはそんなことがないようにしてくださいね。

下の絵は明石における日没時の金星の位置変化ですので参考にしてください。他の地域でも大差はありません。どうしても自分の地域のでなきゃイヤだ、という人は天文ソフトつるちゃんのフラネタリウムで次のように表示してください。

1.メニューバーの[表示]−[惑星]−[惑星の経路]−[日の出・日の入]を選びます。
2.次のように設定してOKボタンを押します
   経路表示方法:点と線
   時刻:日の入り
   表示年:入力年として2002年を設定
   表示対象:金星
3.表示された経路をクリックすると、最も近い日の金星の情報と形を別ウィンドウで表示しますヨ

金星といえば英語でビーナス、すなわち愛の女神です。つるちゃんのビーナスはいつ現れるのでしょうか???
(個人的な話をこんなトコへ出すなっちゅうねん。恥ずかしいヤツや。)
−−>すいません!

日没時の金星の位置変化(2002年)


 今年の後半からは、天体望遠鏡で日にちを変えて金星をのぞいてみると、形や大きさの変化を楽しむことができます。丸くて小さいい形の金星を見られるのは今がチャンスです。機会がある人は今のうちに見ておかれるとよいでしょう。

金星の形と大きさの変化