水星が西方最大離角 2002年10月13日

 水星は見つけにくい惑星であることは何度か紹介してきましたが、10月13日には西方最大離角を迎え、明け方に見える水星としては今年1番の好条件となります。

 特に今回は10日から11日にかけて、火星と約3度まで接近するので、楽しい光景となるでしょう。この時の水星の明るさはマイナス0.4等、火星の明るさは2.0等です。ただし、薄明かりの中での天体観測となりますから、火星の方は少し見づらいかもしれません。


10月13日 日の出40分前の水星の位置(ほぼ真東、高度10度弱)


日の出時刻における水星の位置変化(2002年)