月と火星が並ぶ 2008年1月20日

だいぶ間隔は開いてますが

 昨年12月19日に地球と最接近した火星ですが、その1ヶ月後となる1月20日には月と並んだ火星を見ることができます。月と火星が最も近づくのは9時前ごろのことですから、両者は地平線下へ沈んでしまっているので、これを見ることはできません。地域によって多少の差はありますが、日本から月と火星を見ることができるのは5時前後までとなってしまいます。

 下の絵は東京から見た3時頃のようすです。この時、両者の間隔は4.3度ほど開いていますから、接近と騒ぐほどのものではありません。火星は地球から遠ざかりつつあるとはいえ、その明るさは−1.0等星ですから、月齢11.3の月明かりにも負けずに堂々と赤く輝いて見えることでしょう。

1月20日3時 月と火星が並んで見える
月と火星が並ぶようす


つるちゃんのプラネタリウムのトップへ戻る 天体観測ガイド2008年へ戻る