土星が合 2008年9月5日

以降は明け方の東天へ

 土星は今年の冬に地球へ接近しましたが、その後は観測条件が悪くなってきて、最近ではあまり話題にのぼらなくなりました。かわってここ2、3ヶ月は、観測条件が良くなった木星に話題を奪われてしまった感があります。そんな土星ですが、9月5日にはとうとう合となり、見かけ上太陽と同じ方向へやってきます。下の絵をご覧ください。中央付近に太陽と土星があって、両者は同じ方向に見えることがわかりますね。

 合となった土星はその後、夜明け前の東天にまわります。そして次第に太陽から離れてきますが、土星をしっかりと観測するための条件が整うには、もう少し時間がかかりそうです。

合となった土星
太陽と同じ方向へやってくる土星。当然のことながら、太陽の光にじゃまされて土星を観測することはできない。

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