月と金星が並ぶ 2008年11月1日

久しぶりに登場する金星

 日の入り後の西空でさっぱり高度が高くならず、しばらくご無沙汰していた金星ですが、11月1日の夕方には月が金星に近づきます。最も近づくのは東京の場合で19時55分に間隔は3.1度ほど。この時はすでに地平線下ですが、日の入り後から月と金星が沈むまでの間、両者が並んだ様子を楽しむことができます。

 注意してほしいのはその位置です。月と金星は西の方角に見えるのかと思ったら、南西の空に見えます。下の絵は日の入りから40分後の様子ですが、まさに南西の空に見えています。高度は10度あまりしかありませんから、モタモタしているとすぐに沈んでしまいます。方角をしっかりと確認してから見るようにしてくださいね。

月と金星が斜めに並んだようす
月と金星が並ぶ様子。南西の空に見えるので注意が必要

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