やぎ座とみずがめ座の境界付近で月と木星が並ぶ 2009年6月13日〜14日

日が変わる頃、2.4度まで近づく

 今木星は8月15日の衝を目指して観測条件が次第に良くなってきています。星座でいえばやぎ座になりますが、ほとんどみずがめ座との境界付近です。やぎ座もみずがめ座も秋の星座ですから、6月頃だと夜遅くにならないと東の空に姿を見せません。木星の明るさは−2.8等と非常に明るいので探す苦労はありません。ちょうど日付が変わる0時頃に東から南東の空を見ると、やぎ座とみずがめ座という明るい星が少ない領域でピカピカと美しく光っています。

 6月13日から14日にかけて日が変わる少し前頃、木星へ月が最も近づきます。近づくといっても距離は2.4度弱ですから、並ぶといった程度です。肉眼でも楽しめる天文現象ですから、まだ見たことがない方は、一度ご覧になってみられてはいかがでしょうか。

昇ってきた月と木星のようす
日付が変わる頃、月と木星が並んで東の空から昇ってくる

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