金星と土星が接近　2009年10月13日～14日

今度は金星と土星が０．５度まで近づく

　１０月８日に水星と土星が０．３度まで大接近しましたが、今度は１３日から１４日にかけて金星と土星が接近します。最も接近するのは１３日の２０時頃で、その間隔は０．５度あまり。この時刻には金星と土星は地平線下にあって見ることはできませんから、実際に観測することができる１３日明け方と１４日明け方はもう少し間隔が開いていることになります。

下の絵は１３日と１４日、それぞれ日の出から約４５分前のようすです。１３日は土星が金星の左下に見えますが、１４日は土星が金星の左上に見えます。土星の明るさは０．３等ですが、薄明中の現象なので肉眼で観測するのは骨が折れるかもしれません。さらに下の方には水星もありますが、こちらも見えるかどうか双眼鏡を使ってぜひ挑戦してみてください。

日の出４５分前、水星と土星が接近する
金星と土星が接近する。下方には水星も

前日に続いて、金星と土星の接近継続中
昨日に引き続いて金星と土星が接近した状態