火星が西矩 2009年11月8日

火星が地球へ接近中

 火星は約2年と2ヶ月の周期で地球との接近を繰り返しています。前回の接近は2007年12月19日でしたが、次回接近となる2010年1月28日に向けて、少しずつ地球との距離を詰めてきているところです。といっても今回の接近では地球に0.664天文単位までしか近づかず、いわゆる小接近です。ですから、たとえ天体望遠鏡を使って火星を天体観測してみたところで、大きな火星像を得ることはできません。

 前置きはそれぐらいにして、火星は11月8日に西矩となります。西矩とは太陽から西側へ90度離れることで、火星は真夜中に東の空から顔を出すようになります。西矩になると、以降は観測条件が良くなってきますから、いよいよ火星の観望期到来といったところでしょうか。

0時過ぎ、東の空から昇ってきた火星
火星は0時頃、東の空に見える

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