つるちゃんのプラネタリウム 2010年の年間ベスト10

 今年2010年もいろいろな天文現象が起こりました。順位を決めるのは非常に難しいですが、当サイトという限られた狭い範囲の中で、アクセス数からみた年間ベスト10を発表します。順位づけにあたっては、トップページやメニューのページは除きました。また、件数はページビューで示しています。

1位 ハートレー第2彗星を見つけよう 148,847件

 10月から11月にかけて、ハートレー第2彗星が地球へ近づいて話題になりました。周期彗星にもかかわらず地球へ大きく近づいた上に、北半球から良い観測条件が長期にわたって継続しました。YAHOO!ニュースで紹介された際には、当サイトとしても指折りのアクセス数となりました。また、週間ベスト5でも9週間連続で1位となるなど、堂々の年間1位獲得です。

2位 万能プラネタリウム 117,832件

 週間ベスト5には掲載していませんが、実を言うと、当サイトで陰の人気ページとなっているのが「つるちゃんのプラネタリウム for Javaアプレット」の万能プラネタリウムです。ブラウザ上で手軽にプラネタリウム表示できるのが受け入れられているのでしょう。天文現象に関係なく日々コンスタントにアクセスされていることもあって、年間2位となりました。

3位 ふたご座流星群 49,959件

 近年活動が活発化していて、年間でも最大の流星群となっているのがふたご座流星群です。2010年は夜半以降に月明かりがなくなって条件的に良かったこともあり、多くの方が観測されたのではないでしょうか。アクセス数でもペルセウス座流星群をもしのぎ、ベスト3入りしたのも納得できます。

4位 ペルセウス座流星群 27,899件

 最近、流星群は一般の方にも気軽に楽しめる天文現象というのが定着してきました。その中で最もメジャーな流星群がペルセウス座流星群です。流星の性状が華やかな上に毎年安定して出現し、観測しやすい夏に見られることもあって、観測者数も増えているようです。極大日よりもかなり前からアクセスされて、年間4位に入りました。

5位 マックノート彗星が2等台に? 27,572件

 6月末から7月初旬にかけて明るくなったのがマックノート彗星です。当初予想されたよりも明るい光度で推移し、2等台になるのも夢ではないと思われましたが、実際には4等台までしか明るくなりませんでした。彗星という注目度が高い天体ということもあって、短い期間に集中的にアクセスされてベスト5入りとなりました。

6位 天文ソフトつるちゃんのプラネタリウム フリー版 25,963件

 週間ベスト5にたまに顔を出すのが「つるプラ フリー版」です。目立ちませんが、日々着実にダウンロードされているソフトだけに、塵も積もれば的に年間トータルで6位となりました。みんな使ってくれているんだなあと改めて感じました。

7位 3年ぶりに皆既月食 24,488件

 今年は月食が3度も見られる珍しい年でしたが、そのフィナーレを飾ったのが12月21日に起こった皆既月食です。3年ぶりに全国的に見られる皆既月食とあって関心も高かったようです。しかし、悪天候の影響をもろに受けてしまい、実際に観測できたのは北海道などのごく一部に過ぎませんでした。今年4月に起こったアイスランド火山爆発の影響により、皆既中の月の明るさが注目されましたが、通常よりも暗い目の皆既月食となりました。

8位 元旦に部分月食 20,623件

 7位に続いて8位も月食です。この月食は全体の8%ほどしか欠けない小さな部分月食でした。しかし、元旦に起こるという珍しい月食だっただけに注目されました。なお、元旦月食は2029年にも起こります。

9位 木星の見つけ方 20,195件

 今年は木星の南赤道縞が淡化し、2本見えるはずの太い縞模様のうち、1本が見えなくなるという現象が起こりました。また、小天体衝突と思われる木星表面上の閃光が観測されたりして、今年の木星は何かと話題が多い1年となりました。

10位 金環食の解説 20,056件

 実際に金環食が見られるのは2012年の話ですが、気持ちを盛り上げる意味も込めて、以前からトップページにリンクを置いています。2010年の話題ではありませんが、年間を通して着実にアクセスされてベスト10入りしました。


つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2010年