満月がない2月 2010年2月

満月がない月は珍しい

 2010年1月は元旦から月食がありました。月食は満月の時にしか起こりませんから、元旦は満月だったということになります。そして、1月30日は月が地球へ接近したタイミングで満月となったため、年間を通して一番大きな満月となりました。つまり、1月は満月が2度あったことになります。しかし反対にそのあおりを受けて、2010年2月は満月が一度も起こりません。

 実は満月が一度もないというのはちょっと珍しいことです。月が新月を迎えてからから次の新月となるまでの期間は朔望月と呼ばれますが、これを平均すると29日と12時間44分2.879秒になります。ですから、2月以外の場合は1ヶ月の間に1回ないし2回、必ず満月があります。しかし、2月だけは朔望月よりも日数が少ないので、まれに満月が存在しないことが起こります。次回日本で満月がない月となるのは2018年2月のことで、さらにその次は2037年2月となります。


関連記事
  2010年1月30日 今月2度目の満月は大きな満月



つるちゃんのプラネタリウム トップへ戻る 天体観測ガイド 2010年へ戻る