しし座のレグルスに金星が大接近 2010年7月10日

西の空で1度まで接近

 金星といえば5月から6月にかけて月との接近が続いて話題になりましたが、今度は7月10日にしし座の1等星レグルスへ近づきます。両者の距離は最も接近した時で1度ですから、またまた私たちの目を楽しませてくれそうです。

 下の星図は7月10日の20時、東京から見た西空のようすです。空はまだ完全に暗くなりきっていませんが、まず低い位置に、明るく輝く金星を探しましょう。惑星の中で一番明るいだけのことはあって、非常に明るく輝いていますから、すぐにわかることと思います。しし座の1等星レグルスは、そのすぐ下に見えます。

 今度は左上方向に目をやると、それほど遠くない位置に火星と土星も見えますから、ついでに見ておきましょう。今後これら3つの惑星は8月中旬にかけて次第に近づいていきます。

金星のすぐ下に見えるレグルス

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