金星、火星、土星が集合、水星も見える 2010年8月8日

3惑星が4.6度の範囲に集まる

 今、日没後の西空がにぎやかです。8月7日に水星が東方最大離角となって観望期を迎えているのに加え、金星、火星、土星の3惑星が狭い範囲に集まって、7月末頃から惑星同士の接近を繰り返すからです。中でも8月8日は、これら3つの惑星が4.6度という狭い範囲でひしめきます。特に金星と土星はこの日が最接近で、両者は2.7度まで近づきます。

 下の星図は日没から40分が経過した西空の様子と、さらに40分が経過した西空の様子です。高度が低い方から金星、土星、火星の順に並んでいます。3惑星から少し離れますが、大きく右下方向には7日に東方最大離角を迎えたばかりの水星も見えています。

 これらの惑星ですが、13日には金星、火星、土星の3惑星へ月が近づきます。また、19日には金星と火星が2度弱まで近づくなどイベントが目白押しで、しばらく夕方の西空から目が離せません。

8月8日、東京  日の入りから40分後に見える3惑星と水星



さらに40分が経過した西空

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