土星が西矩 2011年1月6日

おとめ座にいる土星の観測条件が良くなってくる

 土星は昨年10月2日に合となり、太陽と同じ方向へやってきて一時的に観測できなくなりましたが、その後は夜明け前の東天に見えるようになっきました。昨年12月上旬には土星に加えて月、金星、おとめ座のスピカがまばらに集まって話題になりました。

 そんな土星ですが、2011年1月6日に西矩となって、観測条件が少しずつ良くなってきます。西矩とは太陽の西側へ90度離れることで、大雑把に言うと惑星は日の出頃に南中するようになります。これ以降は4月5日の衝に向けて観測条件がどんどん良くなっていきます。西空低くなってきた木星に代わって、今年前半は土星が活躍してくれることでしょう。

明け方に南の空で光る土星

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つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2011年