木星が合 2011年4月7日

木星が太陽と同じ方向にやってくる

 昨年の木星は南赤道縞が淡化し、2本見えるはずの太い縞模様のうち、1本が見えなくなりました。また、小天体衝突と思われる木星表面上の閃光が観測されたりして、何かと話題が多い1年でした。

 最近の木星は次第に太陽へ近づいていましたが、とうとう4月7日に太陽と同じ方向へやってくる合(ごう)となります。下の図を見ると、地球と木星は太陽をはさんで反対側に位置しています。こうなるとまぶしい太陽にじゃまをされて、木星を観測することができなくなってしまいます。その後しばらくすると、夜明け前の東天に姿を見せるようになります。

地球と木星の位置関係

関連記事
  2010年3月1日 木星が合



つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2011年