準惑星の冥王星が衝 2011年6月28日

 冥王星といえば2006年に惑星から準惑星に分類しなおされた天体です。冥王星の直径は2300Kmあまりと月の3474Kmよりもだいぶ小さいので、しょうがないかもしれません。冥王星の軌道は地球−太陽間の40倍(39.5天文単位)もありますから、その光は弱くてかすかなものとなってしまいます。現在は太陽からの平均的な距離よりも近い32天文単位の位置にいますが、それでも明るさは14等級しかありません。

 そんな冥王星ですが、6月14日に衝を迎え、ほんの少しですが明るく輝きます。といっても、見るだけで口径が30cm以上の天体望遠鏡が必要となりますから、アマチュアの天体望遠鏡では歯が立ちません。

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