水星が東方最大離角 2011年7月20日
水星は年に6回太陽から最も離れる最大離角となります。しかし、最大離角の頃がいつも見つけやすい好条件というわけではありません。それは、太陽からの離角が大きいからといって、日の入り時刻や日の出時刻における水星高度が高いわけではないからです。
今年の3月23日に、年間を通して最も条件が良くなる東方最大離角が起こりましたが、7月20日もこれに匹敵するくらい良い条件の東方最大離角が起こります。
下の星図は東京で日の入りから40分後の西空の様子です。水星の高度は10度もありませんから、低空特有の見づらさがあるでしょう。しかも薄明中ですから、いきなり肉眼で探すのは難しいかもしれません。双眼鏡の助けを借りながら、水星探しに挑戦してみられてはいかがでしょうか。
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