金星と月が並ぶ 2012年5月23日
金星は夕方の西空で一番星として君臨してきました。しかし5月に入ると、一気に高度を下げてきます。6月6日の内合を控えているからですが、そんな折、5月23日に細い月が金星に近づきます。実際には前日の22日にも近づいて、接近の距離だけでいえば両日とも大差ありません。しかし、22日の方は月の高度が低い上に、月が細すぎて観察しづらいですから、今回は23日の方を取り上げました。
5月23日の場合は下の星図のように、金星の左側に月齢2.4の細い月が見えます。といっても間隔がかなり開いており、並ぶというには少しおこがましい感じがします。夕方西空で月と金星が近づくのはこれで見納めになります。以降は当分おあずけとなってしまいますから、接近ファンの方は見ておかれた方がよいでしょう。
西北西の空で金星と月が広い間隔で並ぶ
月の形
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