金星が最大光輝 2012年7月11日

 以前から「つるちゃんのプラネタリウム」をご覧いただいていた方は、このページのタイトルを見て、「4月30日に金星の最大光輝があったのに、また最大光輝があるのか。」と、思われたかもしれません。実はそうなんです。金星は内合をはさんでその少し前と少し後に最大光輝が起こります。金星は形や大きさが内合をはさんで大きく変化しますが、明るさの方も変化します。といっても、もともと非常に明るい金星ですし、最も暗くなった頃と比較しても1等級も違いませんから、パッと見ても違いに気づかないでしょう。最大光輝となった今回の金星は、マイナス4.5等まで明るくなります。

金星の光度曲線
金星の光度曲線

 
金星が見える位置、右隣にはおうし座のアルデバランも見える
日の出前に低い位置に見える金星がマイナス4.5等まで明るくなる

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つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2012年