月と金星が並ぶ 2012年9月13日

 2012年の金星といえば6月6日に金星の太陽面通過が起こりました。また8月14日には金星食が起こり、大きな話題が続いています。そんな折、9月13日には夜明け前の東天で月と金星が並んで美しい眺めとなりそうです。

 次の星図は9月13日3時ごろ、東京から見た東天のようすです。三日月のような細い月が低い位置に見えており、その左上方向に金星があります。両者が最も近づくのは東京では23時半過ぎごろで、4.1度の間隔です。接近というには少し離れていますし、下の星図の場合はさらにもう少し間隔が開いてしまっています。しかしそれでも月はもちろん、金星もとても明るい惑星です。夜明け前の東天は少なからず人目を引いて、美しい光景となるのは間違いありません。

3時ごろ、月と金星が並んだようす
月と金星が斜めに並んだところ


月の形
月の形は三日月形

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