土星が西矩 2013年1月27日

 土星は昨年10月26日に合となって以降、夜明け前の東天で少しずつ高度を上げてきています。それとともに観測条件も少しずつ良くなってきますが、1月27日には西矩となります。西矩とは、惑星が太陽の西側へ90度離れることです。言い換えるとこの頃の惑星は、日の出頃に南中します。下に示した太陽系の図では、太陽、地球、土星が作る角がほぼ90度になっています。これ以降は衝を目指して観測条件がますます良くなってきますから、西矩は観測条件が良くなる一つのサインだと思っていただいて間違いないでしょう。

2013年1月27日3時、南東の空
昇ってきた土星


地球、土星、太陽の位置関係
太陽系のようす

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