月と金星が近づく 2013年5月11日
3月26日に金星は外合を迎え、その後は日没後の西空で見ることができるようになっています。といっても高度がなかなか高くなってくれず、いまひとつ盛り上がりに欠けた状態です。そんな金星ですが、5月11日に月が近づいて盛り上がりそうです。月齢は1.4ということで非常に細い月です。右下方向が光っており、金星は月の右側からやや下方向に見えます。
下の星図は日の入りから20分後ということで、周囲はまだまだ明るい状態です。月よりも金星の方が明るく輝いて見つけやすいでしょうから、金星を目印に月を探した方がわかりやすいかもしれません。東京でこの時刻の間隔は3.9度となっています。
月のはるか上方には木星も見えています。翌日は木星に月が近づきますから、こちらもお見逃しなく。また、月末になると木星が金星に近づいてきて、二惑星のランテブーが見られそうです。
月と金星が近づいたようす
月の形