土星が東矩 2013年7月24日

 冬から春にかけて、良い天体観測対象となってきた土星ですが、7月24日に東矩となります。東矩になると、地球と太陽、および地球と土星を結んだ直線が、90度で交わります。このため東矩の頃の惑星は、日の入り頃に南中します。と、一般的にはそのように説明されますが、夏場は日の入り時刻が遅いため、日の入り頃には南中を過ぎており、土星はもっと西に傾いています。

 以降は惑星がどんどんと太陽へ近づいて、観測できる時間が短くなっていきます。と同時に高度も下がってきて、観測条件が急速に悪化します。そんなわけで、土星を良い条件で観測できるのもあとわずかとなりました。

地球と太陽と土星の位置関係

関連記事
  2011年7月2日 土星が東矩

 天体観測サイト・つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2013年