金星とスピカが接近 2013年9月6日

 2013年の金星は、年間の移動量が360度を超えており、星座間を大きく移動します。この間、さまざまな天体と出会います。7月22日にしし座のレグルスに1.1度まで接近したのは記憶に新しいところですが、9月6日には、おとめ座の1等星スピカに1.6度まで接近します。

 下の星図は9月6日18時50分頃、東京からみた西南西の空のようすです。日没から50分弱しかたっておらず、空はまだ少し明るい状態です。高度10度くらいのところに-4.0等で輝く明るい金星が見え、その少し下側にスピカがあります。肉眼だと少しわかりづらいかもしれませんので、双眼鏡を使った方がハッキリとらえることができます。両者の左上には土星も見えますから、ついでに見ておかれるとよいでしょう。

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