土星が合 2013年11月7日

 今年の土星は春の星座おとめ座に見えたことから、春先から天体観測の良い対象となってくれていました。しかし最近は西へ大きく傾いて太陽へ近づき、観測しづらくなっていました。そしてついに11月7日、太陽と同じ方向に見える合となります。下に示した太陽系の図を見ると、地球から見た土星は太陽と同じ方向に位置することがわかります。合になった土星は日の出とともに昇ってきて日の入りとともに沈みますから、いくら優秀な天体望遠鏡でも、そう簡単に観測することはできません。

 この後しばらくすると、土星は夜明け前の東天で、低空に顔をのぞかせるようになります。そして太陽から離れてくると、再び観測できるようになります。ということで、土星の天体観測はしばらくお休みですね。

太陽系のようす

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