今年最小の満月 2014年1月16日

 みなさんが何気なく見ている月ですが、実はその大きさはたえず変化しています。「えっ、そうなの?」と思われるかもしれませんが、これは事実です。月の軌道は真円ではなく、いびつな楕円をしています。しかもその軌道自体も一定ではなく複雑に変化します。地球と月の距離も常に変化しており、見かけ上の大きさも変化しているのです。

 ところで2014年1月16日は、今年最も小さな満月となる日です。地球との距離は40.653万Kmで、直近では最も遠くなります。満月の日付も1月16日となっており、一致しています。年間を通して月との距離が最も遠くなるのは7月28日の40.657万Kmですが、この日は満月ではありません。したがって、1月16日が最も小さな満月となります。

 最近で最も大きかった満月は2013年6月23日のスーパームーンでした。リンク先のページに出てくる二つの画像を比較していただけば、その違いは一目瞭然。あなたもぜひ、小さな満月を体験してみてください。

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