月と火星が近づきスピカも近い 2014年1月23日

 1月23日は月と火星が近づきます。火星は夜明け前の空で高度を上げており、4月14日の地球最接近を目指して観測条件が良くなってきているところです。元旦には西矩となっており、いよいよ火星も観望期入りといったところでしょうか。そんな折、1月23日に月齢21.3の半月よりも少し太い目の月が火星に近づきます。東京の場合で14時台に4度まで近づきますが、下の星図のように4時頃ですと、6.1度まで間隔が開いてしまっています。

 またこの日は、近くにおとめ座の1等星スピカがあります。火星とスピカの間隔は5.8度ですから、月との間隔よりも少しだけ狭くなっています。真っ赤な火星(0.4等)と青白いスピカ(1.0等)。色の対比も楽しめそうですね。火星が話題に上るのも久しぶりですし、今回の接近をご覧になられてみてはいかがでしょうか。

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