月と金星が近づく 2014年2月26日

 金星といえば1月11日に内合となって太陽と同じ方向へやってきました。以降は夜明け前の東天に移りましたが、2月後半になると早くも低い位置ながら、夜明け前に金星を見ることができるようになってきます。そんなところへ月齢25.9の三日月のような月が金星に接近します。東京で最も近づくのは15時台で、両天体は完全に重なるのですが、地平線下の出来事ですから見ることはできません。

 星図のように、実際に接近したようすを見ることができる5時頃ですと、4.9度も間隔が開いています。月は左下側が光っており、その方向に金星があります。15日が最大光輝でしたから、明るさも-4.6等と非常に明るくなっており、見ごたえがありそうです。

 それから今後の話です。来月は接近の条件が今ひとつですが、4月以降は毎月のように接近を繰り返します。楽しみにしていてくださいね。




月の形

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