火星が衝 2014年4月9日
4月14日の火星最接近を5日後にひかえた4月9日に、火星が衝となります。衝とは惑星が太陽から180度離れることです。下の図は、2014年における火星の動きを太陽を中心に表したものです。赤経差の横軸に注目してください。これは文字どおり、火星と太陽との赤経差を表しており、衝となる4月9日頃は12h、もしくは-12hと書かれた付近にあります。1h=15度ですから、12h×15度=180度。つまり、火星は太陽から赤経が180度離れた位置にあることがわかります。太陽から180度離れているのですから、この頃の火星は夕方に昇ってきて真夜中に南中し、明け方に沈みます。
太陽を中心とした2014年の火星の動き
※赤い丸印の大きさは火星の視直径を示します。