少ない天文現象 2014年6月

 天文現象とひとことで言っても、いろいろな現象があります。何が天文現象なのかという議論もあるでしょうが、毎月さまざまな現象が起こっているのは間違いありません。そして、1ヶ月間に起こる天文現象の数は、多少のでこぼこがあるものの、だいたい平均しています。ところが日本で2014年6月に見られる天文現象の数は、極端に少なくなっています。1年間に起こる天文現象を要約した天文年鑑には、月別にさまざまな天文現象が記されていますが、2014年6月はスカスカ状態です。

 何がどうだからという理由は、つるちゃんにも今ひとつよくわかりません。しかし、日食や月食はありませんし、条件の良い4等以上の恒星食や接食もありません。6月に大きな流星群がないのは例年の話ですが、惑星現象で注目される外惑星の衝や、内惑星の最大離角は一度も起こりません。

 6月は本州では梅雨の時期にあたり、それでなくても天体観測する機会が少なくなりがちです。そのうえ、天文現象の数が少ないとあっては、ますます天体観測できる機会が減ってしまいそうで残念ですね。

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つるちゃんのプラネタリウム 天体観測ガイド2014年