水星が西方最大離角 2015年6月25日
6月25日は水星が西方最大離角となります。西方最大離角とは、内惑星が太陽から西側へ最も離れた位置にやってくることです。水星はいつも太陽の近くに見えるため観測しづらく、最大離角となる頃は水星を見つけるために重要なポイントとなります。
下の星図のように、東京で日の出から50分前、東北東の低空を見てみましょう。0.5等の水星が4.4度の高さに見えます。高度がかなり低いですから、もう少しだけ時間がたってからご覧になった方が良いでしょう。しかし、時間がたちすぎると空が明るくなりますから、頃合いを見計らう必要があります。
それから薄明中の話ですから、空の状態によっては肉眼で見づらいことがあります。双眼鏡をお持ちの方は準備しておかれた方が良いでしょう。
日の出から50分前に水星が見える位置
日の出時刻における水星の位置変化(5日間隔)
関連記事
2015年2月25日 水星が西方最大離角