金星が最大光輝 2015年7月10日

 7月10日に金星は、最も明るくなる最大光輝を迎えます。もともと金星は-4等級と非常に明るい惑星ですが、7月10日の明るさは、ナント、-4.5等に達します。

 7月10日に明るさはピークに達しますが、日の入り後の高度はとっくにピークを過ぎています。東京での日の入り時刻における金星の高度は24度しかありません。しかも今後は、8月14日の内合を目指して、一気に高度を下げていきます。

 夕方見られる金星はそろそろ見納めが近づいた感じですが、天体望遠鏡を使った金星観測は一番楽しい時期です。どんどん細くなりながら、どんどん大きくなっていく金星を観測できますよ。金星の満ち欠け(2015年)をご覧ください。




日の入り時刻における金星の位置

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