金星と木星に月が近づく 2015年7月18日から19日

 今月の7月1日に金星と木星が大接近したところですが、今度は7月18日から19日かけて、両惑星に月が近づきます。

 まず7月18日ですが、金星と木星が横に並んだところへ、木星の下側に月がやってきます。下の星図は19時36分ということで、東京で日の入りから40分が経過しています。まだ薄明中で、西の空は明るい状態です。月は月齢2.4と細いですから、肉眼で見つけるのは骨が折れるかもしれません。金星と木星の間隔は5.8度で、月と木星は5.5度です。

7月18日の場合

 次に、翌日の7月19日は、月が金星の左側へやってきて、3天体が横に並びます。月齢は一つ上がって3.4です。昨日よりも太くて明るくなった上に、高度も高くなっていますから、昨日と比べるとだいぶ見やすいでしょう。月と金星の間隔は4.4度で、金星と木星の間隔は6.0度です。

7月19日の場合

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