土星が東矩 2015年8月17日

 天体観測会などでは、環が開いた姿を見せて活躍してくれた土星ですが、8月17日に東矩となり、夕方に見られるのもそろそろ終盤に差し掛かります。東矩とは、地球から見た土星が太陽から東側へ90度離れた位置にやってくることです。下に示した太陽系の図を見ると、土星、地球、太陽が作る角度が90度になっています。

 東京で20時ごろに土星が見える位置は、南西の方角です。高度は30度を切っており、大気の影響を受けやすくなっています。土星もそろそろ見納めが近づいてきましたので、早いうちに観測しておきましょう。

地球、土星、太陽の位置関係



20時ごろに土星が見える位置

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