スーパームーンなみに大きな満月 2015年8月30日

 月は地球に近づいたり遠ざかったりしながら、距離がたえず変化しています。そんな中で偶然に、満月となるタイミングで地球に最も近づくことがあります。このときは普段よりも大きな満月が見られることから、最近はスーパームーンとよんで、関心が寄せられています。

 2015年のスーパームーンは9月28日に見られる満月ですが、8月30日はそれに匹敵するくらい大きな満月を見ることができます。下の図で8月30日と9月28日の月を見比べてください。見た目上の大きさはあまり変わりませんね。

 実際、月の距離は35.828万Kmと35.703Kmで、1%も違っていません。しかし、8月30日の場合は満月が3時35分ということで、17時間25分も経過していることから、右側がほんのちょっぴり欠けています。かといって前日の8月29日だと、月の形は丸いですが、距離が35.948万Kmと少し遠くなります。

 ということで、子どもさんだと夏休みももう終わり。夏休みの最後に、スーパームーンに匹敵する大きな月を観察してみられてはいかがでしょうか。

2015年8月30時21時 2015年9月28時21時

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