金星が西方最大離角 2015年10月26日
金星は8月14日に内合となった後、夜明け前の東天で猛スピードで高度を上げてきました。それだけ太陽から離れてきていたわけですが、10月26日には西方最大離角を迎えて、太陽から西側へ最も離れます。
下の図は日の出時刻における金星の位置を連続表示したものです。必ずしも
[西方最大離角]=[日の出時刻の高度が最大] というわけではありませんが、金星の観測条件が良くなるのは間違いありません。異様に明るい光を放つ金星の高度は40度を超えており、明けの明星として君臨していることがわかります。
なお、この日は金星と木星が大接近しますから、そちらの記事もご覧ください。
日の出時刻における金星の位置変化(7日間隔)