満月が衝の火星に近づく 2016年5月22日

 5月22日の夜明け前に月と火星が近づきます。しかしながら、最も近づくのは朝の7時半前ごろですし、このときの間隔は5.4度と広い目です。そんなこともあって、星図にある3時では 5.9度も開いており、だいぶ間延びした感じがします。しかしながら、この日は満月である上に、火星が衝となる日です。このペアの接近としてはある意味、これ以上ない最高の条件といえます。

 ところで火星は衝ですから、自分が火星の方向を向いて正面から眺めた場合、太陽は自分の背にあることになります。「太陽と地球(自分)と火星が一直線に並んでいるんだ。」などと考えながら眺めると、太陽系という存在を肌で感じられるかもしれません。

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