金星と火星が0.2度まで超接近 2017年10月6日

 先月から夜明け前の東天で大接近が相次いでいますが、10月6日は金星と火星が0.2度まで近づく超接近となります。

 下の星図は10月6日の4時40分ごろに真東方向を眺めたようすです。低空に金星と火星がピッタリくっついています。拡大図を見ると左側に金星、右側に火星があって、横方向に並んでいることがわかります。

 最も近づくのは1時34分で、12分角の間隔です。星図の時刻は最接近から3時間が経過していますが、それでも13分角を維持しており、超がつく接近状態です。

東の低空で金星と火星が0.2度まで接近したようす

金星と火星の位置関係(上の星図を15倍に拡大)

 当日ご覧になれない方のための情報です。前日なら34分、翌日なら43分の間隔ですが、それでも1度を切る大接近です。10月6日が見られない方もあきらめないで、前日か翌日にご覧になってください。その場合、金星から見た火星の位置は、前日なら下方向で、翌日なら右上方向になります。位置関係に注意しましょう。

関連記事
  2015年2月22日 金星と火星が0.4度まで大接近